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(2)自動車交通
自動車による都心方向への全流入量は7:00〜9:00の2時間で約55,000トリップ(約38,000vehトリップ)にのぼり、7:00〜8:00にかけて集中する傾向がみられる(図3−6参照)。
流入断面は北東側のTab lebay BVD.(15.8千トリップ)、Eastern BVD.(12.8千トリップ)が多く、これに南西方面からのWestern BVD(4.1千トリップ)が次いでいる(図3−7参照)。
(3)鉄道
ラッシュ時(7:00〜9:00)にケープタウン駅を降車する鉄道旅客総数は約34千トリップであり、特に7:30〜8:30の1時間に集中する傾向が見られる(図3−8,3−9参照)。
(4)バス
ピーク時に都心方向へ流入するバス利用者数は約3,900トリップであり、他の交通手段に比べて少ない状況にある。また時間波動の状況は図3−10に示すとおり、明確なピークが少ない傾向が見られる。
都心に流出入するバス利用者の乗降地点としてはケープタウン駅に隣接するGolden Acre Bus Terminusの利用が最も多い。
(5)タクシー
ピーク時に都心に流入するタクシー(ミニバスタクシー:乗車定員15名)の利用者数はおよそ9,200人とバス利用者の2倍強の水準にあり、道路公共輸送の中心的役割がうかがわれる。また同時間帯に流出するタクシー利用者数も約7,700人のオーダーがあり、都心における集中・分散の双方向に機能している事が分かる(図3−11参照)。

 

 

 

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